額面発行から時価発行へ

額面発行から時価発行へと株式の取引方法が移行した要因としては従来は2001年の商法の改正によって額面株式という概念自体がなくなってしまったことによる影響が大きいと考えられていて、また1968年に日本楽器が時価による株式の発行を行ったことによって有償増資においては時価による株式の発行が主流になりました。時価発行というのは1970年代から徐々に増え始めた株式の取引形態ですが、メリットとしては企業によっては低コストで資金の調達が可能になることがあり、額面の価額が安い場合には資金の調達のときに大量の株式を発行する必要がありましたが、時価による株式の発行を行うことによって時価が高い場合には発行する株式を少なくできるので配当の負担が減り会社が自由に使用できる金額が増えることにもつながります。デメリットとして考えられるのは、時価によって発行した株式が企業の業績不振などによって配当することができなくなったり、株価が発行価格を下回ってしまうことによって株主への還元の面で期待を裏切ってしまう場合があります。このようなデメリットによって信頼を傷つけてしまうことを恐れている企業は時価による株式の発行を減らす傾向にあり、額面による発行が増えつつあります。
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