時価発行増資とは

時価発行増資というのは新株を発行するときに時価に近い価格で発行するという方法で、従来の方法では発行価格によって株式を額面で発行するという額面発行と時価と額面価額の中間付近で決定する方法と時価発行とに分類されていましたが、2001年に商法が改正されたときに額面株式という概念が無くなったことによって、全ての株式が無額面株式になったことで額面発行や中間発行という概念がなくなりました。現在では額面発行から時価発行へと取引が移行していると考えられていて、時価発行のメリットとしては株価が高くなることによって少ない発行株式数でも多くの資金を容易に調達できるというものです。戦後の日本の株式相場においては額面発行が主流となっていましたが、ヤマハが時価発行を行って以来、次第に時価発行が増えてきて有償増資においての主流となりました。1980年代の後半にはバブル景気による株式市場の好況を背景にして時価発行による企業の増資が急増しましたが、バブル経済の崩壊による株式市場の低迷によって、一時的に時価発行による公募増資が事実上停止してしまうという事態を招いてしまいました。またライブドアなどの新興の企業の中には株式の大量分割による高株価を利用して資金を調達して企業合併などを進めたものもありました。
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